未経験から軽ドライバーに|自由だけど大変?実体験で分かったメリット・デメリット5選

軽ドライバー

最近、求人サイトで「軽ドライバー」の仕事をよく見かけるようになりました。
特別な資格もいらず、自分のペースで働けると聞くけれど、実際はどんな働き方なのか気になりますよね。
未経験でもできるのか不安に感じる人も多いと思います。
私自身も同じように感じながら始めてみましたが、想像していた以上に良い面と大変な面の両方がありました。
今回は、実際に軽ドライバーを経験して分かったメリット・デメリットを正直にお伝えします。

あまみさのアバター

大手会社で働く業務委託ドライバー。販売業を10年以上経験したのち、配達業を始める。自分の地域ではウーバーイーツなどの仕事はほとんどなく、大手の業務委託ドライバーとして働き始める。

軽ドライバーのメリット

1. 未経験でも免許があれば始めやすい

業務委託軽ドライバーの仕事は、運転免許を持っていれば経験がなくても始められます。
電話面談と数日の研修を受け、車があればすぐに仕事をスタートできる会社も多いです。

また、車を持っていない場合でもレンタルできる仲介会社が多く「ドライバー未経験だけど運転免許はあるし挑戦したい!」という人にとっては、始めやすい仕事です。


2. 人間関係のストレスが少ない

会社員と違い、軽ドライバーは特定の人と長時間一緒に働くことがほとんどありません。
他の人と協力しながら仕事を進める場面が少ないため、職場の人間関係に疲れやすい人にとって働きやすい環境です。
会社員のようにチームで動く職場では、協調性や空気を読む力が求められ、自分の判断で動くことが難しい場面もあります。
その点、軽ドライバーは自分のペースで進められるため、他人の声や雰囲気に気を使う必要がありません。
休憩時間も自由で、周囲の雑談や音から離れて一人で過ごせるのも大きな魅力です。


3. 仕事の休憩時間に帰宅できる

業務委託は休憩時間の合間に、一度は家に帰れるという自由さがあります。

正社員として企業に勤めていた頃は、不正防止などの観点から「仕事の休憩時間に一度自宅に帰る」ということは絶対にNGでした。どれだけ仕事が早くひと段落しても、勤務時間が終わるまでは会社や外の休憩場所に縛られるのが当たり前。

しかし、業務委託となった今は違います。
契約上は個人事業主となるため、仕事がひと段落すれば、一度家に帰って休憩しても誰にも文句は言われません。「時間が空いたらどこで休憩してもいい」という環境は、精神的に本当に楽だと実感しています。

特に、自宅の近くで案件を契約できた時は最高です。配達の合間などに少しでも時間が空けば、すぐに自宅に戻ってリラックスした状態で体を休めることができます。わざわざ外で休憩場所を探すストレスからも解放されました。

ただし、業務委託だからといって「いつでも完全に自由」というわけではありません。

例えば、私の大手企業との契約ケースでは、19時までは電話対応を行うことになっています。そのため、休憩の合間に自宅へ帰ることはできても、仕事を早めに切り上げてすべてを終わりにする(早仕舞いする)わけにはいきません。

「休憩場所や時間の使い方は自由。だけど、契約上の対応時間はしっかり守る」

このメリハリと注意点さえ押さえておけば、業務委託は会社員時代に比べて圧倒的にストレスフリーで、自分に合わせた楽なペースで働ける魅力的な選択肢だと感じています。
契約上は個人事業主となるので会社員時代のように、勤務時間が終わるまで自宅によってはいけないという縛りがありません。特に自宅の近くで契約できると配達の合間に時間があいてもすぐに帰って休憩出来て楽です。


4. 稼ぐことの楽しさを実感できる

軽貨物ドライバーの仕事は、やればやるほど「稼げる楽しさ」をダイレクトに実感できるのが大きな魅力です。

収入は時期や案件によっても変動しますが、タイミングが良ければ大手の配送会社1社と契約するだけで、想像以上にしっかりと稼げることもあります。もし少し荷量が落ちる時期があったとしても、そこは個人事業主。他の仕事と上手に組み合わせることで、年間を通して安定した収入をキープしているドライバーもたくさんいます。

もちろん、個人事業主なので経費や税金の負担は避けて通れません。ガソリン代や保険代など、毎月10万円ほどの出費や蓄えが必要になるケースもあります。

しかし、その経費を差し引いたとしても、地方の未経験からスタートする正社員の給与に比べて、最終的な「手取り額」が多くなるケースは珍しくありません。

ただ、大手企業との契約となると、関係性や信用を保つために「入ってきた仕事を断りづらい」という一面があるのも事実です。自分で完全に100%コントロールするのは難しい部分もありますが、それでもエリア選びや日々の動き方を工夫し、工夫次第で仕事の密度や効率を上げていくことは十分に可能です。

大手ならではの安定感に守られながら、自分の頑張りで収入アップを目指す。

この手応えがあるからこそ、軽ドライバーは大変な一面があっても、それ以上に「稼ぐ楽しさ」を感じられる魅力的な働き方です。


5. 裁量が大きく自分で決められる

軽貨物ドライバーの最大の強みは、「自分で考えて動ける」という圧倒的な裁量の大きさにあります。

会社員時代であれば、上司や同僚に信頼され、社内政治をうまく渡り歩かないとなかなか重要な仕事を任せてもらえない、といった悩みがあったかもしれません。しかし、この仕事にそうした社内のしがらみは一切不要です。数日間の研修さえ終われば、あとは自分の力でどんどん配達を進めていくことができます。

もちろん、最低限守らなければいけないルールや、指定された配達時間(時間指定)は存在します。ただ、決められたルールをしっかり守り、スマートフォンの端末などで正確に情報入力を進めていきさえすれば、裏から細かく口を出されることはほとんどありません。

すべてが自分次第だからこそ、万が一トラブルが起こったときは「自分で対応する」という責任が伴います。しかし、理不尽な職場の人間関係や上司の顔色に怯え、毎日心をすり減らすことに比べれば、自分の責任で動く方がずっと健全で精神的に楽なはずです。

さらに、もし将来的に「もっとストレスを減らしたい」と考えるなら、契約を工夫して、顧客や本部から直接電話がかかってこないジャンルの仕事に切り替えるという選択肢もあります。

人に振り回されず、自分の頭と体を使ってシンプルに成果を出す。

職場での人間関係に疲れてしまった人にとって、軽ドライバーは自分の心を守りながら働ける選択肢のひとつになるかもしれません。


軽ドライバーのデメリット

1. 天候に左右されやすい

軽貨物ドライバーの仕事は屋外での作業が中心になるため、天候の影響を強く受けます。

特に雪の日は注意が必要です。道路が滑りやすくなるだけでなく、荷物の積み下ろしにも時間がかかります。普段ならスムーズに終わる配達でも、路面状況によっては配達時間が通常の2倍ほどかかることもあります。また、雪の状況によっては営業所が休みになる場合もあります。

雨の日も、荷物が濡れないように普段以上に気を使わなければなりません。特に大きな荷物は、不在置きの指定があったとしても、置き場所に屋根がなく雨に濡れてしまいそうな場合は、持ち戻りにすることもあります。

天候によるトラブルを完全になくすことはできませんが、事前にできる対策はあります。

まず、出勤前や配達前に天気予報を確認し、その日の天候を把握しておきましょう。雨や雪が予想されている場合は、普段より時間がかかることを想定して、余裕を持って行動することが大切です。

また、雨の日の不在置きに備えて、荷物を入れるための袋などを車に準備しておくと安心です。ただし、土砂降りの雨で屋根がなく、どうしても荷物が濡れてしまうような場所であれば、無理に置き配せず持ち帰る判断も必要です。

路面が濡れているときや雪が降っているときは、いつも以上に安全運転を心がけましょう。配達を早く終わらせることよりも、事故を起こさず安全に仕事を終えることのほうが重要です。

軽貨物ドライバーは、天候によって仕事の効率が大きく変わります。天気予報を確認して事前に準備をし、悪天候の日は「普段より時間がかかる」と考えておくことで、焦らず安全に配達しやすくなります。


2. 体力が必要な場面もある

渡される荷物の中には、水やお米などの15〜30kgほどある重い荷物がほぼ毎日あります。一軒家だと問題ないのですが配達先や地域によっては、エレベーターのないマンションがあり5階まで持っていくこともあります。
どうしても持てない場合は、正社員ドライバーに返却できることもありますが、持って行ってもらえるかは人によるため、基本的には自分で持ち運ぶ力が求められます。


3. 収入が月によって不安定

軽ドライバーは業務委託契約で働くことが多く、月によって仕事量や収入に差が出やすいというのが現実です。
忙しい月には1社契約のままでも稼ぐことができますが、閑散期で何もしなければ10万円近く収入が下がることもあります。

荷物が少なく、自分の担当分だけでは十分な売上を確保できない場合は、人によっては同じ業務委託のドライバーから荷物を分けてもらうこともあります。

荷物を分けてもらうためには、正社員のドライバーや他の業務委託ドライバーと良好な人間関係を築いておくことも大切です。普段から挨拶やコミュニケーションをしっかりしておくことで、荷物を分けてもらえる機会につながる場合があります。

ただし、荷物をもらうことで、その分だけ配達エリアが広がることもあります。荷物が増えれば売上を増やせる一方で、配達時間や走行距離も増えるため、必ずしも自分にとってプラスになるとは限りません。

そのため、現在の自分の配達数や配達にかかる時間をしっかり把握しておきましょう。無理なく配達できる量を考え、難しいと思った場合は無理に引き受けず、断ることも大切です。

また、荷物が少ない時期には、別の日雇いの仕事などを組み合わせて収入を補う方法もあります。その場合は、軽貨物の仕事を休んで別の仕事をすることになるため、働きすぎには注意が必要です。

複数の仕事を組み合わせる場合は、特に体調管理が重要になります。無理をして体調を崩してしまうと、本業にも影響が出てしまいます。

荷物が少ないときは、「どうやって仕事を増やすか」だけではなく、「自分が無理なく続けられる量はどれくらいか」を考えることも大切です。無理に仕事を詰め込まず、自分の体力や時間に合わせて仕事量を調整していきましょう。


4. 確定申告や経費管理が必要

個人事業主として働くため、確定申告が必要になります。
経費の記録は日々つけておく必要があり手間がかかるため、会計ソフトを使って管理するのが一般的です。

自分はチャットGDPなどのAIソフトに質問しながらマネーフォワードクラウド確定申告を使っていますが、中にはタックスナップなどの税理士がチェックしてくれるサービスがついてるアプリもあります。苦手ならお金を支払って使ってみるのもいいと思います。


5.車両や燃料などの経費が自己負担

軽ドライバーは業務委託として働くため、車にかかる経費は基本的に自分で負担します。
自家用車を使う場合は、ガソリン代・オイル交換・タイヤ交換・車検代などがすべて自己負担です。

一方、レンタル車両を利用している場合は、契約内容によって車検代やタイヤ代などをレンタル会社が負担してくれることもあります。
レンタル代は月々数万円程度が目安で、任意保険が別料金になるケースもあります。

万が一の事故が発生した場合は、小さな物損でも必ず報告が必要です。その際にレンタル会社が修理費の一部を負担してくれる場合もあるため、契約内容は事前に確認しておくことが大切です。

また、ガソリン代やオイル代などの消耗品費は自分で支払う必要があり、想像以上に維持費がかかると感じる人も少なくありません。


まとめ

軽ドライバーの仕事は、自由に働ける反面、体力を求められ自己管理も必要な仕事で向いているかどうかは人それぞれです。

正社員に比べると自由度が高い反面、天候や体力面、収入管理など自分で対応すべきことも多い仕事です。
それでも、「人間関係のストレスが少ない」「頑張り次第で収入を伸ばせる」といったメリットに魅力を感じる人には、やりがいのある働き方と言えます。

私自身も最初は不安でしたが、今では人間関係のストレスが減って気持ちがとても楽になりました。メリットもデメリットもある仕事ですが、それでも「やってみたい」と思う方は大歓迎です。一緒に始めてみましょう。

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