地方での軽ドライバーと都心での大きな違いは、扱う荷物量にあります。人口や配送拠点が集中している都心部では荷物の数が多く、結果として売上も立てやすい傾向があります。一方、地方では配送エリアが広く、荷物量は都心ほど多くありません。そのため、効率や単価を意識した働き方が重要になります。
それでも地方で軽ドライバーとして働くことには、競争が比較的少ないことや、落ち着いた環境で自分のペースで仕事ができるといった現実的なメリットがあります。本記事では、地方で働く軽ドライバーのリアルな実情と、これから始めるための具体的なステップについて書いていこうと思います。
まずは実際に売り上げたおおよその金額と経費を以下の表にまとめてみました。
| 一番多かった月 | 少ない月 | |
| おおよその売上 | 40万 | 25万 |
| 経費 | 8万 | 5万 |
| 総荷物数 | 2100個ほど | 1450個ほど |
| 勤務日数 | 22日 | 20日 |
どうですか?もちろん都心で働くドライバーよりは売り上げは少ないはずです。それでも地方で働くメリットは全くないわけではありません。この仕事が気になった方はぜひ読んでみてくださいね。
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地方で働く業務委託軽ドライバーの大変なところ、良かったところ、始め方について知ることができます。
地方委託ドライバーのデメリット
この仕事で働いて大変だったことは主に次の3つです。
①売り上げが立ちづらい
②配達エリアが広い
③案件が少ない
地方で軽ドライバーとして働く場合、どうしても都心と比べて荷物量は少なめになります。そのため、売上も都心ほどは伸びにくいのが正直なところです。さらに、地方は配達エリアが広くなりやすく、1件あたりの移動距離が長くなりがちです。その分、ガソリン代などの経費もかかってきます。
また、働きたい場所が過疎地の場合、業務委託の求人自体がほとんど見つからないこともあります。求人があっても、実際の現場まで30分以上かけて通わなければならないケースも珍しくありません。地方でドライバーを始める際は、こうした現実をあらかじめ知っておくことが大切です。
こういったデメリットを避けるには
・なるべく近くの大きな市の案件を探すこと
・働きたい場所の業務委託求人が出たら早めに申し込むこと が大切です。
配りやすいエリアの案件は一度人が入ればなかなか空くことはすくないです。逆に車道が狭く配りづらいエリアの案件は常に出ています。ネットで業務委託求人はチェックしておき、見つけたら申し込んでみましょう。申し込んだらすぐに仕事が始まるわけではなく、説明を受けしっかり確認してからの業務開始となります。仕事内容が合わなければ断ることもできますよ。
更に近くの配達エリアで働けば、ガソリン代も節約でき家事との両立もしやすくなります。遠くても荷物を積む営業所まで30分以内の距離がおすすめです。
地方委託ドライバーのメリット
デメリットばかりあげましたが、地方でこの仕事をすることで良いこともありました。実際に働いてよかったことは以下の3つです。
①荷物量が落ち着きやすい
②車の通行量が少ない
③駐車問題に対して都心よりは許容が高い
地方で委託ドライバーをやっていると、荷物量は全体的に落ち着きやすいです。日によっては荷物が少なくて、半日くらいで帰れることもあります。慣れてくると、昼の配達と夜間の配達のあいだに数時間ぽっかり時間が空く日もあり、「今日は一回家に戻ろうかな」なんて余裕も出てきますよ。
もちろん忙しい日は普通に忙しいです。けれど、どうしても配り切れなさそうなときは契約会社を通じて連絡すれば、同じ会社と契約している人が引き受けてくれたり、いない場合は他社の委託ドライバーが引き取ってくれることもあります。全部を一人で抱え込む必要がない分、気持ち的にはかなり楽に仕事が進められます。
さらに、地方は車の通行量が少ないので、配達中も走りやすいです。道が狭いところはありますが、車自体が少ない分、都心みたいに駐車でピリピリするは少ないです。全体的に、落ち着いて自分のペースで配れるのが地方ドライバーの良さのひとつですね。
また、駐車位置について田舎へ行けば行くほど、土地が広い分駐車クレームは少なくなります。もし車の邪魔になってしまっても、頭を下げなるべく早く車をどかしたりすればクレームになることは少ないです。何より警察と会うことも少なくなるため、罰金を取られることも少ないのは大きなメリットになります。
軽ドライバーを始める前の注意点
1.契約前に内容はしっかり確認する
軽ドライバーを始める前に、契約内容はしっかり理解しておくことが大切です。契約前には必ず説明を受け、正式に契約することになったら、契約書などの書類をきちんともらっておきましょう。
実際に仕事が始まってから、「聞いていた話と違う」と感じることが出てくる場合もあります。そのときは我慢せず、契約先に確認するのが基本です。曖昧なまま進めると、あとでトラブルになりやすくなります。
また、契約後に急に契約を終了すると、条件によっては罰金や違約金が発生するケースもあります。少しでも疑問に感じたことは、「そのうち聞こう」ではなく、最初の段階で確認しておくことが安心につながります。
2.仕事にかかる経費を数字で計算しておく
♦軽ドライバーでかかる主な費用♦
仕事でかかる経費は基本的に自己負担です。おおよその経費を並べただけでも以下の数になります。
- 車両本体代/レンタル代
- ガソリン代
- オイル交換代
- 車検費用
- タイヤ代
- 修理費
- 確定申告アプリ(会計ソフト)代
- 雨の日の荷物保護用袋
- 仕事着の購入費
ちなみに仕事用のスマホの支給はなく、自分のスマホとデータ量を消費し費用は自己負担することになります。契約前にこれだけの費用がかかっても、手残りがあるのかしっかり計算してから契約書にはサインしましょう。
3.個人事業主となるので確定申告が必要
軽ドライバーの仕事は、契約先との業務委託になるため、会社員とは違って働いた年度ごとに確定申告が必要になります。これは避けて通れないポイントです。
仕事にかかるガソリン代やオイル代、消耗品費などは、毎月レシートを保管しておき、帳簿につける事務作業を行います。正直、この作業はけっこう面倒ですし、数字や事務作業が苦手な人にとっては、かなりのストレスになるかもしれません。
そのため、個人的には確定申告アプリを使うのがおすすめです。マネーフォワードクラウド確定申告やタックスナップなどを使えば、レシート撮影で記帳できたり、マイナンバーカードと連携すればネット上での申告が可能です。手間を減らすためにも、最初からこうしたツールを使ったほうが続けやすいと思います。
ただし、パソコン操作や確認は自分で行う必要があるため、それが不安な人は税務署に問い合わせを行い、指定された現場まで行けば対面でチェックも受けられます。税務相談したい場合は事前にLINE予約が必要です。
ここまで読んで、「思ったよりやることが多いな」と感じた人もいるかもしれません。事務作業や確定申告の話をすると少し身構えてしまいますが、流れ自体はそこまで複雑ではありません。ここからは、軽ドライバーの仕事を始めるまでの流れを、できるだけ分かりやすく紹介していきます。
軽ドライバーの仕事を始めるまでの流れ
軽ドライバーの仕事は、未経験でも比較的スムーズに始められます。
実際の手順をざっくりまとめると、次のような流れになります。
① ネットで求人を探す
まずは、Indeed(インディード)などの求人サイトで「業務委託 軽ドライバー」と検索します。
自分の住んでいる地域や希望する働き方(例:宅配・企業配・チャーターなど)に合う募集を探して応募します。
② 応募先からの電話面談
応募後、担当者から電話がかかってきます。
仕事内容の説明や希望勤務エリア、簡単な経歴・志望動機を聞かれることが多いです。
このときに「どのくらい稼ぎたいか」「何日くらい働きたいか」などを正直に伝えておくと、自分に合った案件を紹介してもらいやすくなります。
③ 職場体験・契約
数日間の職場体験(同行や配送補助)を経て、正式に契約するかどうかを決めます。
内容に納得できたら契約書にサインして本格的に仕事契約が完了します。
④ 車の準備
自分の車を使う場合は、車両情報の登録が必要になります。自賠責保険や任意保険のコピー提出を求められるので準備して直接契約先に渡します。
車を持っていない人は、レンタル車両を用意してくれる仲介会社もあります。
レンタル代は月数万円ほどで、任意保険が別払いになるケースもあります。
⑤ 仕事スタート
契約が完了し車の準備が完了したら契約先の担当者に連絡します。すると、担当の会社が配達エリアや仕事のスタート日を決めて連絡してくれます。
初日は先輩ドライバーに端末の操作方法や荷物の場所を聞いたのち、問題なければ数日で一人配達できます。分からないことはスマホで連絡を取りながら作業を進め、始めてから数週間は荷物量の調整をしてくれます。私の場合は配り切らない場合は契約先の担当者か、手の空いている業務委託ドライバーが手伝ってくれました。
このように、電話面談から実際に仕事を始めるまで1〜2週間程度で進むことが多いです。
大手の正社員と違い、面接や書類選考に時間がかからないのも魅力の一つです。
■ 私の場合:1週間で仕事を始められた体験談
私の場合は、応募からおよそ1週間ほどで仕事を始めることができました。
車を持ち込む人であれば、もっと早くスタートできるかもしれません。
応募後に電話で仕事内容の説明を受け、
数日の職場体験をしたあとに正式契約という流れでした。
体験期間中は少額ではありますが手当が出て、
初挑戦の身としてはありがたかったです。
また、会社によっては初月の収入保証制度を設けているところもあります。
私の場合も最初の1か月はある程度の金額が保証されました。
そのかわり、急な退職を防ぐために即日契約解除については
違約金が発生する場合もあると説明を受けました。
初月はレンタル車両を利用しました。
車が準備されるまでに1週間ほどかかりましたが、
担当者が丁寧に流れを説明してくれたので不安は少なかったです。
レンタル代は月3万円前後で、任意保険料が別途約1万3千円ほど。
事故時は内容によって一部自己負担になるケースもあります。
まとめ
地方で軽ドライバーとして働く場合、都心と比べて荷物量や売上は少なめになりやすい一方で、都心に比べて配達のしやすさや気持ちの余裕といったメリットがあります。その反面、業務委託という働き方になるため、契約内容の確認や確定申告など、会社員にはない自己管理が必要になります。
軽ドライバーは「楽に稼げる仕事」ではありませんが、現実を理解したうえで選べば、無理なく続けやすい働き方でもあります。この記事が、地方で軽ドライバーを始めるか迷っている人の判断材料になれば幸いです。

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